型枠大工の皆さん 型枠って何?と思ってらっしゃる皆さん こんにちは
若い職人さんに「ちょっとお話が…」と言われると
また辞めるんか(このクソ忙しい時に)と思ってしまいます 隈元建設のヒカルです
さて、今回は勾配用サポートというモノをご紹介したいと思います
まずは現物をご覧下さい
コレが勾配用サポートです
クビの部分がプランプランしているのが特徴!
首振りサポートと呼ばれている方もいらっしゃるかと思います
通常、勾配屋根をこの勾配用サポートを使用しないで施工する場合は
1.大引バタに補助桟を打ち付け
2.パイプサポートに挿入し
3.完成…
しかし、上記の工法では
- 職人の手間がかかり過ぎる
- パイプサポートがコンクリートの重量に負け滑る
- 解体後に残材が発生する
以上のような欠点が指摘されるかと思います
クマケンでも以前はこの工法によって施工しおておりました
しかし…、
手間やコストを削減したい!どうにかならんか!?
と言うことで導入致しましたのが、
先述致しました勾配用サポートなるモノでございました
では、一体何がどう違うというのか…?
その疑問にお答えするべく 本日も休日を返上致しまして
クマケンの矢吹ジョーことM尾が実演にてご説明申し上げます
ちなみに隈元建設(以下、クマケンと言います)の役職は私を含め全員
クマケンの型枠ブログに120%本気で取り組んでおります
1.鋼管に桟木を打ち付ける(ここは一緒ですね)
※木バタ90×90で施工される方もいらっしゃいます
2.転がし用の滑り止めの釘を300ピッチで打っておきます
3.パイプサポートを突っ張りたい場所に勾配用サポートを全箇所に装着!!!
ピンを差して頂いて
こんな風にね!
4.職人さんが両端に立ち、大引バタを一気に持ち上げます
5.パイプサポートを勾配用サポートに差し込みます
差し込むのはココです
ズズズ…
ジャストフィット!!!
6.最後に転がし鋼管を並べて
8.スラブベニヤを張っていきます
完成です!
いかがでしょうか?
勾配用サポートを使用することにより補助桟や釘が必要なくまりますので
木材のコストも職人さんの手間も削減されちゃいます!
また何回も使い回せるので便利です
“脚立に乗ってパイプサポートを釘で固定しなくても良いので
さらに安全性を高められます!”by職長N嶋
“勾配スラブ施工時の人員削減にも繋がっています!”by職長S本
しかし、この勾配用サポートをご存じの型枠屋さんでも
お値段が高い!と言うイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思います
しかし、毎回の施工時間の短縮や長期スパンでのコストプランニングを
考えた際、勾配用サポートの導入にかかる費用は
必ずしも割に合わない訳ではないとヒカルは思います
皆さんも是非ご検討してみて下さいね
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