パイプサポートの伸縮幅と種類について

型枠屋の皆さん このブログをご覧の皆さん こんにちは!

昨日倉庫に積もった雪を足で踏みしめ遊んでいましたら

倉庫の屋根のツララが落ちて参りまして 頭にヒットしまして

「痛ってぇ!」となりましてショボーンとなって事務所に引っ込みました

隈元建設のヒカルです

毎年冬場のこの時期になりますと

隈元建設(以下、クマケンと言います)では 型枠屋さんではない、

一般のお客様からパイプサポートについてのお問い合わせが 結構あります

その内容は… 「積雪による補強のために

納屋の屋根を支えたいのでパイプサポートの長さを教えて欲しい」であるとか

「家の屋根を下から突っ張って雪に備えたい!

でもジャストフィットなサポートが分からん!」等々… 分かります

分かりますよ… ヒカルもね

この業界にズカズカと踏み込むまでは

パイプサポートの「パ」の字も知りませんでしたし

今時、尺度でサイズ測るのも意味不明やし…

センチ(cm)で言うてよってなりますし!

ですのでね、 今回はパイプサポートの伸縮幅と

その種類についてお伝えしたいと思います

もうベテランの型枠大工さんにとっては

「はぁー?何ー?そんなんワザに言う事ー?」

って感じでしょうけど

若葉マーク型枠大工さんなら

「おい!何でこの幅で4尺使って突っ張ってんねん!

3尺伸ばして使えや!」等と

ベテランさんから怒られた事も1回や2回はあるんじゃなかとですか?

今日はそんな型枠業界あんまよー知らん軍団の方々の為のブログです

(ベテラン大工さんはスルーしてね)

では行きまっせ

そもそも、パイプサポートと言うのは

こんなナリをしておりまして

こんな感じの部分が付いておりまして

引っ張ると中からもう1本出て参りまして

「内管」と呼ばれる内側のパイプには穴が開いておりまして

そこに付属のピンを通しまして固定します

反対側はこんな感じ

では、どうやって突っ張るのか?

ハイ では実際にやりながら見ていきましょう

1.先ずはサポートをズバっと伸ばして 自身が突っ張りたい長さにします

2.次にピンを差し込みます

3.ヒカルがハンドルと呼んでいます棒でグルグルします

グルグルするとパイプサポートのプレートをピンが押していきます

(これで長さを微調整します)

4.完成です

ね?簡単でございましょ? 完成したらこんな感じ

突っ張ることが男の~♪ たった一つの勲章だって~♪

この胸に信じて生きてきた~~~♪チャラチャラ~

と嶋大輔の鼻歌を歌えるくらい仕組みが分かれば簡単です

「こんなんでホンマに大丈夫ー?」

と思われる疑い深い方もいらっしゃるかとは思いますが

意外とグラつきもなくしっかりと突っ張っとりますよ

今回は撮影上、横向き突っ張りをしておりますが

縦向き突っ張りでも要領は同じです

ハー、説明も無事終わりましたね!ん?

何か忘れてるような… あ、そうそう!

パイプサポートの種類ですね!

では、次にそちらをお伝えして参りましょう

パイプサポートのバリエーションは簡単に言いますと

9尺から始まり7尺、6尺、5尺 時々5.5尺(でもめっちゃ稀)

4尺、3尺、2尺、1.5尺、1尺

関西圏は「尺」を使用し呼称している方が多いようですが

関東圏など行きますと9尺を「9型」と呼ぶ方もいらっしゃいます

他にも長さを補う為に補助サポートと呼ばれるものもありますよ

ではその各種類の伸縮幅(と、ついでに重量)ですが

9尺 使用寸法:2600mm~3940mm 重さ:15kg

7尺 使用寸法:2100mm~3350mm 重さ:13kg

6尺 使用寸法:1800mm~3040mm 重さ:12kg

5尺 使用寸法:1500mm~2590mm 重さ:11kg

4尺 使用寸法:1200mm~1995mm 重さ:10kg

3尺 使用寸法:900mm~1415mm 重さ8kg

2尺 使用寸法:600mm~940mm 重さ:7kg

1.5尺 使用寸法:450mm~620mm 重さ:5kg

1尺 使用寸法:300mm~445mm 重さ:4kg

補助サポート 5尺タイプ 使用寸法:1500mm 重さ:6kg

補助サポート 4尺タイプ 使用寸法:1200mm 重さ:5kg

となっております

ヒカルの個人的なオススメですが日本の家の天井高は2.4mが一般的です

1階部分の屋根を支えようと思われる方は

5尺、6尺…、7尺でもええんちゃう?って感じですよ

お値段的には中古の場合ですと5尺~9尺まではそんなに差異はありません

逆に4尺~1尺まで短くなるにつれてちょっと高くなります

え?何で短いのが高いのかって?

ウム 良い質問でござんす

普通に考えたら長い尺度の方が鋼材沢山使ってるんですから

比例して高くなるように思いますが

そーは問屋のおろし大根がパイプサポート

短い尺度になるにつれ全国的な散布率が低下するのです

簡単に言えば手に入りにくいのでレア物扱いって事です

世の型枠屋さんは「あ、今度の現場、(例えば)1尺のパイプサポート

大量必須やわ…今の在庫じゃ足らんわ…」

ってなりますと、血眼になって探す羽目になります これがかなり苦労します

クマケンも短い尺度を仕入れた(これは運次第です かなり幸運にも)際には

売っちゃおうかなー… 自分とこの現場で使う為に置いとこうかなー…

と、悩みに悩みます 悶え苦しみます でも結局売っちゃうんですけど テヘ

余談ですけど

我々平成を生きる型枠野郎は

パイプサポートはあって当たり前の存在ですけど

これが発明されるまでは

どうやって突っ張っていたんでしょうね

鋼管切って…とかですか?それも苦労する話です

ホンマ、どこの誰かは存じませぬが、

よー作ろうと思ってくれましたね!ってなりますね?

さて、長々とお話しして参りましたが

今回はこれで終了です

是非このブログを参考にお家の補強事情を考えて頂ければと思います

それでは さようなら!


隈元建設の八代亜紀『ヒカル』。 私がブログ書いてます。 型枠大工さんを応援しちゃい隊 隊員ナンバー#001

2 Comments on "パイプサポートの伸縮幅と種類について"

  1. うみちゃん より:

    ヒカルさん 大変役に立ちました。 素人には長さと伸縮が疑問でしたが、
    これを見て理解できました。

  2. COTA6671 より:

    災害らしい災害は無い、ただ暑いだけの埼玉県北部に住んでいます。
    昨シーズンの大雪の中、3台分中間柱なしのカーポートが歪んでいくのを目の当たりにし、こんな道具(材料)は無いのかな?と「パイプサポート」 の名前も知らない状況の中、インターネットのおかげで用途がぴったりで便利な物の存在を知った次第です。パイプサポートをYAHOOで検索していてヒットしたので参考にさせていただきました。
    プロには当たり前のことでも、わざわざ記事にして頂いたおかげで助かった素人がここにいます。
    この度はありがとうございました。

    ますますのご活躍、ご期待いたします。

    もう大雪はこりごりですが、「備えあれば憂いなし」万一降雪があった際も余裕で寝ていられるよう、どこかで購入しようと思います。

いかがでしたか?感想をお聞かせください!