ダブルにもなればピンも付くのがチューリップ

型枠大工の皆さん このブログをご覧の皆さん こんにちは

現場がピークに近付くと皆ピリピリしてるので

そんな時は事務所にさっさと引っ込みます 隈元建設のヒカルです

さて、今回は型枠用金物『チューリップ』についてのお話です

チューリップとはコレです

関西圏ではこの型枠金物をチューリップと呼んでいます

え?由来ですか?それはこの形がチューリップの花に似ている

という所から来ていると思われます(深くは追求しないで下さい)

さて、このチューリップの出番ですが

主に型枠屋さんがパイプサポートと鋼管を

平行や垂直に接合する際の要の金物として使用します

使用例は下記写真参照

パイプサポートを突っ張りたい場所の鋼管にチューリップを付けます

余談ですが関西は大引きをかける際はもっぱら鋼管を用いていますが

関東やその他に地域ではこれを木バタでされている地域もあるそうですね!

パイプサポートを平行若しくは垂直に立て

鋼管をクルッとひっくり返してチューリップの出っ張っている部分を

パイプサポートの穴に入るよう設置

こんな感じで完成です!

そして、チューリップが型枠金物屋さんの努力の末 進化したのがコレ!

あれ、二重になってない…?そう思ったんじゃありませんか?

さっすが!!!お目が高い!ご名答です!!!

ご紹介致します コレが『Wチューリップ』でございます

これはね、フフフ こう使うんですよ

鋼管バタの受け口が2つあるので鋼管を2本挟めます!!!

そして…、ほら見て!

このWチューリップは特にスラブ建込み時の

大引を受ける際、脚光を浴びます!

(その時だけは主役を独占できる程に!)

大引バタが1本で1部屋の端から端まで届かない時

このWチューリップを使えば鋼管2本繋ぎという偉業を成し遂げ

大引バタの足らない長さをパパッと処理できちゃう!

素晴らしい~! グッバイ『足らず』!!!

しかし、驚くのはまだ早い!!!

更に悩める型枠屋さんの為に型枠金物屋さんは

知恵を絞りに絞ってWチューリップを進化させました!!!

それがコレですねん!!!

ご紹介致しましょう!『ピン付Wチューリップ』です!!!

3種類を比べてみますとこんな感じ

最近、型枠屋さんの請負工事において

1部屋1部屋の間取りをより広く取る為に

ボイドスラブや小梁の無いマンションの工事が

増えつつあると思われます

その様な造りのマンションを施工した際

スラブ建込み時大引バタをかけるのに手こずりませんか?

その時、このピン付Wチューリップが超役立ちます!

使い方は以下の通り

鋼管と鋼管をWチューリップで挟みます

付属しているピンをWチューリップのピン差穴に差します

反対側はこんな感じ

パイプサポートに装着!

完成です!

どうですか 皆さん!このチューリップ進化論

型枠金物の中でも

型枠金物屋さんの血と汗と涙の結晶ベスト10

に選ばれも不思議じゃ無いのが

チューリップシリーズだとヒカルは思います

最終的に進化したピン付Wチューリップのおかげで

隈元建設(以下、クマケンと言います)では

  • スラブ建込み時の作業能率UP!
  • スラブの建込み時の人件費も削減!
  • 木バタ 吊桟 等を使用しなくなり材料費も削減!
  • 木バタ 吊桟を使用しなくなった為残材も減りました!

皆さんも適材適所で使い分けてみてはどうでしょうか?

また中古WチューリップはクマケンHPでも掲載中

この流れも定番になりつつありますね(笑)

是非 ご興味ある方は一度checkしてみて下さい!


隈元建設の八代亜紀『ヒカル』。 私がブログ書いてます。 型枠大工さんを応援しちゃい隊 隊員ナンバー#001

いかがでしたか?感想をお聞かせください!