型枠大工の皆さん 全然型枠と関係ないけどご閲覧頂いている皆さん こんにちは
職人不足に心底悩んでいます 隈元建設のヒカルです
さて皆さん、今回は兼用金物というモノをご紹介したいと思います
関西在住の型枠大工さんはお馴染みの金物だろうと思います
しかし、実はコレ、
他府県では存在自体ご存じない型枠会社さんも少なくないようです
皆さんは鋼管の固め作業の際どのような金物をお使いになっていますか?
一般的には
平W(リブと呼ばれている方もいらっしゃるかも…)と
足長(シングル・LLと呼ばれている方もいらっしゃるかも…)と
足短(SSと呼ばれている方もいらっしゃるかも…)
以上の3点を使って鋼管を固められているかと思います
しかし、兼用金物は1個で平W・足短・足長の3つの役割を果たします!!!
だから、その名も兼用金物(3役こなすので!)
ワォ!じゃあ、その分余計な手間が必要ないじゃん!
現場への持ち運びも楽じゃん!作業もスムーズじゃん!
そうなんです!!!
また、隈元建設(以下、クマケンと言います)が兼用金物を導入しています一番大きな理由でございますが、高層マンション施工時に材料を上の階へ上の階へと持ち運びますよね?
下部階から上部階へと持ち運ぶ際、平W・足長・足短のどれかが予想より多く余った又は予想以上に何かが足りない!そういうご経験はありませんか?
ウチは昔、頻繁にそういう現象が発生していました
そして現場から会社に連絡が入り
「金物が足りん!」又は「余って邪魔!引き上げに来い!」
と言われ、その都度余分な片付けや運搬費等々が必要になり
職人を叱りつけていました(均等に使えよ…頼むし…と)
そして、その問題を解決するべく導入したのが兼用金物でございました!
それがコレです!初お披露目!
え?あんまり足長と違いが分からないけど?
それもそのハズ…兼用金物は足長をもう少し長くして穴を2個増やしただけ!
しかしコレが凄い!まぁ聞いて!取り敢えず最後まで聞いて下さい!
それではここで兼用金物を用いた鋼管固め手順をクマケンの副社長M尾(ご存じの方も多いかと思います)が迫真の演技で実演致します
渾身の作!この為だけに軍手を新調致しました!
それではご覧下さい!
こんな事ならもっと綺麗なパネルでやったら良かった…!by M尾
使いますのはコレ!
では、行きまっせ!覚悟はイイですか!?
行きますよ!!! 3…2…1…!!!
- 平Wとしての使い方
- セパレータ(Pコン)を装着!
- 反対側にホームタイ!
- 鋼管をホームタイの上下に抱かします
- 兼用金物の上の穴にホームタイを差します
- ホームタイに兼用金物のピンを上から差し込みます
- 打つべし!打つべし!
- 完成です!!!
- 足長としての使い方
- 足短としての使い方
ね?凄いでしょ?
兼用金物を発明した人はきっと賢い人でしょうね!
この兼用金物のおかげでクマケンでは現場で余り材料がなくなり、
職人さんも固め作業がサクッとスピーディになりました
解体屋さんも仕分け作業が少なくなり大助かり!
今まで兼用金物の存在を知っていた方も今回初めてお知りになった方も
今度新たに型枠金物を購入される際には候補の1つとして
お考えになってはどうでしょう?
お値段についてはクマケンHPにて掲載中!フフフ
今後も色んな型枠資材をご紹介していきたいと思っておりますので
また覗いてみて下さいね